文字列から開始位置と文字数を指定して文字列を取り出すには Mid 関数を使用します。
この Mid 関数は他のプログラミング言語の substr とか substring に該当する機能です。
Mid( 文字列1, 数値1 ) Mid( 文字列1, 数値1, 数値2 )
戻り値 | 取り出された文字列 |
引数1(文字列1) | 処理対象となる文字列 |
引数2(数値1) |
何文字目から取り出すかを指定 1文字目の場合 1 を、5文字目の場合 5 を指定する 文字列の長さを越える位置を指定した場合、空文字 "" が返される |
引数2(数値2) |
取り出す文字数 0、12、1000 など 指定しない場合は開始位置以降のすべての文字列が返される 0 を指定した場合、空文字 "" が返される 半角文字および全角文字のいずれも1文字でカウントされる |
Mid では半角文字も全角文字もいずれも1文字としてカウントされます。
文字列の右側(末尾)から文字列を取り出すには Right を使用します。
文字列の左側(先頭)から文字列を取り出すには Left を使用します。
'変数を宣言 Dim str1 Dim str2 str1 = "VBSリファレンス" '左側(先頭)から4文字目以降を取り出す '半角文字および全角文字のいずれも1文字でカウントされる str2 = Mid( str1, 4 ) '結果を表示 'リファレンス と表示される MsgBox str2 '5文字目から2文字取り出す str2 = Mid( str1, 5, 2 ) '結果を表示 'ファ と表示される MsgBox str2